卯の花
  式部大輔石上堅魚朝臣歌一首
霍公鳥 來鳴き響す 宇乃花の 共にや來しと 問はましものを           (8−1472)
     右神龜五年戊辰大宰帥大伴卿之妻
     大伴郎女遇病長逝焉 于時 勅使式
     部大輔石上朝臣堅魚遣大宰府弔喪
     并賜物也其事既畢驛使及府諸卿大
     夫等共登記夷城而望遊之日乃作此
     歌

   大宰帥大伴卿和歌一首
橘の 花散る里の 霍公鳥 片戀ひしつつ 鳴く日しぞ多き(8−1473)
    
    鳥を詠む
朝霧の 八重山越えて 霍公鳥 卯の花の辺から 来鳴き響す           (10ー1945)
五月山 卯の花月夜 霍公鳥 聞けども 飽かず また鳴かぬかも         (10−1953)
卯の花の 散らまく惜しみ 霍公鳥 野に出山に入り 来鳴き響もす        (10−1957)