大寶元年辛丑の秋九月、太上天皇の紀伊国に幸しし時の歌
巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ思(しの)はな巨勢の春野を(1−54)
右一首、坂門人足(さかとのひとたり)
三諸は 人の守(も)る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし 山そ 泣く兒守る山(13−3222)
右一首
三日、守大伴宿禰家持の館に宴(うたげ)する歌三首(2)
奧山の八峰(やつを)の椿つばらかに今日は暮さね大夫(ますらを)のとも(19−4152)
上 出雲八重垣神社の向かいの夫婦椿
東大寺山内寺院の椿