二十三日、式部少丞大伴宿禰池主の宅に
   集ひて飮宴(うたげ)する歌二首
初雪は 千重に降りしけ 戀しくの 多かるわれは見つつ偲はむ          (巻二十ー四四七五)
奧山の 樒(しきみ)が花の 名のごとや しくしく君に戀ひわたりなむ          (巻二十ー四四七六)
   右の二首は、兵部大丞大原眞人今城のなり。

樒(しきみ)