ささゆり

学生と歩いているときに、偶然四本の笹百合が生えているのに出会い、写真を撮った。一本はピンク色の濃いものであったが、他は白が強かった。

  時に臨む
道の辺の 草深百合の 花咲(ゑみ)に 咲みしがからに 妻といふべしや      (七ー一二五七)
  寄物陳思
路の辺の 草深百合の 後(ゆり)にとふ 妹が命を われ知らめやも      (十一ー二四六七)
   同じ月(天平感寶元年五月)九日、諸僚、
   少目秦伊美吉石竹の館に会(つど)ひて
   飮宴す。時に、主人、百合の花蘰(はなか
   づら)三枚(ひら)を造り、豆器(づき)に疊
   (かさ)ね置きて、賓客に捧げ贈る。各此の
   蘰を賦して作る三首
あぶら火の 光に見ゆる わが蘰 さ百合の花の 笑まはしきかも         (十八ー四〇八六)
   右の一首は、守大伴宿禰家持のなり。