狩勝峠の笹
柿本朝臣人麿、石見國(いはみのくに)より妻に別れて上り來る時の歌(二−一三一)の反歌 小竹(ささ)の葉はみ山もさやに亂(みだ)るともわれは妹思ふ別れ來ぬれば(二−一三三) 霜に寄す はなはだも夜更けてな行き道の邊(べ)の齋小竹(ゆささ)の上に霜の降る夜を(二三三六)
室生峠