三船の山

  弓削皇子(ゆげのみこ)、吉野に遊(いでま)しし時の御   歌一首
瀧(たぎ)の上(へ)の三船の山に居る雲の常にあらむとわが思はなくに                    (3−242)
  春日王(かすがのおほきみ)の和(こた)へ奉る歌一首
王(おほきみ)は千歳(ちとせ)に座(ま)さむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや              (3−243)
  或る本の歌一首
三吉野の御船の山に立つ雲の常にあらむとわが思はなくに                           (3−244)
   右一首、柿本朝臣人麿の歌集に出づ。

吉野町歴史資料館前から