飯石(いひし)の郡(こほり)の堺(さかひ)なる漆仁(しつに)の川の邊(へ)に通るは、廾八里(さと)なり。
 すなはち、川の辺に薬湯(くすりゆ)あり。一たび浴(ゆあみ)すれば、すなはち身体(みぬち)穆平(やは)らぎ、再(ふたた)び濯(すす)げば、すなはち万の病(やまひ)消除(い)ゆ。男(をとこ)も女(をみな)も、老いたるも少(わか)きも、夜晝(よるひる)息(や)まず、駱駅(つら)なり往来(かよ)ひて、験(しるし)を得ずといふことなし。故(かれ)、俗人(くにひと)号(なづ)けて薬湯(くすりゆ)といふ。即(すなは)ち正倉(みやけ)あり。(仁多郡)

薬の湯(出雲湯村温泉)

国民宿舎の対岸に川沿いに出る共同温泉がある。

国道対岸の道の下の川原に泉源がある。
コンクリートで覆われたところがそれ。