如此(神功皇后が応神天皇をつれて)、上(のぼ)
(い)でます時、香坂(かごさかの)王、忍熊(おしくまの)
王聞きて、待ち取らむと思ひて、斗賀野
(とがの)に進み
出でて、宇氣比獦
(うけひがり)を為(し)き。爾に香坂王、
歴木
(くぬぎ)に騰(のぼ)り坐(ゐ)て是(み)るに、大きな
る怒猪
(いかりゐ)出でて、其の歴木を掘りて、即ち其の
香坂王を咋
(く)ひ食(は)みき。      (応神記)

櫟(くぬぎ)