桔梗

万葉集の朝顔に比定される花

  山上臣憶良の、秋の野の花を詠む二首
秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき數ふれば七種(ななくさ)の花 其の一
                   (八−一五三七)
萩(はぎ)の花尾花(をばな)葛花(くずばな)瞿麥(なでしこ)の花女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢばかま)朝貌(あさがほ)の花 其の二
                   (八−一五三八)

     花を詠む
朝顏は朝露負ひて咲くといへど夕影(ゆふかげ)にこそ咲きまさりけれ
                 (一〇ー二一〇四)
     花に寄す
展轉(こいまろ)び戀ひは死ぬともいちしろく色には出でじ朝貌(あさがほ)の花
                  (一〇−二二七四)