爾に鹽椎神、「我、汝命のために善き議(ことはかり)を作(な)さむ」と云ひて、即ち无間勝間(まなしかつま)の小船を造り、其の船に載せて、教へて曰ひしく、「我,、其の船を押し流さば、ややしまし往(い)でませ。味(うま)し御路(みち)有らむ。乃ち其の道に乘りて往でまさば、魚鱗(いろこ)のごと造れる宮室、其れ綿津見(わたつみの)神の宮ぞ。其の神の御門(みかど)に到りましなば、傍(かたへ)の井の上に湯津香木(ゆつかつら)有らむ。故、其の木の上に坐さば、其の海(わたの)神の女(むすめ)、みて相議(あひはか)らむぞ。」といひき〈香木を訓みてカツラと云ふ〉。故、教の隨(まにま)に少し行きまししに、つぶさに其の言(こと)の如くなりしかば、即ち其の香木(かつら)に登りて坐(ま)しき。(海神の宮訪問)

筑波大学で

関西学院大学で

虎ノ門の官庁街の並木

途中の還来神社で

兵庫県養父郡関宮町葛畑の大桂

同志社女子大学の桂の若木

宮沢賢治記念館でみた垂桂

香木(かつら)