下二葉と右は天武陵近くの枳殻
枳殻は、山田耕筰作曲の歌でよく知られている。
青い実は弾力があり、よく跳ね返るので、子供の
頃は取って遊んだものである。
忌部首の、数種の物を詠む歌一首 名は忘失
せり
(忌部の首が、数種類の物を詠み込んだ歌一首)
枳(からたち)の 棘原(うばら)刈り除(そ)け 倉立
てむ 屎(くそ)遠くまれ 櫛(くし)造る刀自(とじ)
(十六ー三八三二)
(枳殻の茨を刈り除いて倉を建てようと思う、屎はそ
こから遠く離れたところでせよ 櫛を作っている小母
さんよ)
下二葉は東山の熊野若王子神社の生垣
以下の四葉は大聖寺門跡の塀沿いに植えられた枳殻