居寤の清泉(2)

滋賀県米原町醒ヶ井

此処は当芸への道筋として如何かと
思われる。

是に大氷雨(おほひさめ)を零(ふ)らして、倭建命を打ち惑(まど)はしき。此の白猪に化れるは、其の神の使者に非ずて、其の神の正身にあたりしを、言挙に因りて惑はさえつるなり。故、還り下り坐して、玉倉部(たまくらべ)の清泉
(しみづ)
に到りて息(いこ)ひ坐しし時、御心稍(やや)に寤(さ)めましき。故、其の清泉を号けて、居寤(ゐさめ)の清泉と謂ふ。
(『古事記』景行天皇条)