檜扇(ひおうぎ)

黒い実が「ぬばたま」に比定される

磐姫皇后、天皇を思(しの)ひたてまつる御作歌四首
   或る本の歌に曰はく
居明(ゐあ)かして君をば待たむぬばたまのわが黒髮に霜はふれども(2−89)
    右一首、古歌集の中に出づ。

  山部宿禰赤人の作る歌二首 短歌を并せたり
やすみしし わご大君の 高知らす 吉野の宮は 疊(たたな)づく 青垣隱(ごも)り 川波の 清き河内そ 春べは 花咲きををり 秋されば 霧立ち渡る その山の いやますますに この川の 絶ゆること無く ももしきの 大宮人は 常に通はむ(6−923)
   反歌二首
み吉野の象山の際の木末にはここだもさわく鳥の聲かも(6−924)
ぬばたまの夜の更けゆけば久木(ひさき)生ふる清き川原に千鳥しば鳴く(6−925)

ベランダで

ベランダで・黄色の変わり種

三葉の写真は真木大堂の参道で