三重県熊野市有馬町
花の窟神社

△一書に曰はく、伊奘冉尊、火神を生む時に、灼(や)かれて神退去(かむさ)りましぬ。故、紀伊国の熊野の有馬村に葬(はぶ)りまつる。土俗(くにひと)、この神の魂(みたま)を祭るには、花の時にはまた花を以て祭る。又鼓・吹(ふえ)幡旗(はた)を用(も)て、歌ひ舞ひて祭る。(『日本書紀』第五弾段一書第五)
(ある書物には、伊奘冉尊が、火の神を生んだときに焼かれて亡くなられた。そこで、紀伊の国の熊野の有馬村に埋葬しもうしあげた。土地の人々は、この神の御魂を祭るばあい、花の時には花をもって祭る。また鼓・笛・幡旗をもって、歌い舞って祭る。)
 ここでは紀伊国というが、今は三重県に属する。

海岸から遠望

石窟の上部

軻遇突智の神を向かいに祭る