蒲(がま)

 ここに大穴牟遲神、その菟に教へ告りたまひしく、「今急(すみや)かに此の水門に往き、水を以ちて汝が身を洗ひて、即ちその水門の蒲黄(かまのはな)を取りて、敷き散らして、其の上に輾轉(こいまろ)べば、汝が身もとの膚(はだ)のごと、必ず差(い)えむ。」とのりたまひき。かれ、教のごとせしに、其の身もとの如くになりき。これ稻羽の素菟(しろうさぎ)なり。今に菟神と謂ふ。
                 (記神代・八上比売)

出雲国分寺趾の側で

蟹満寺の側で