阿多

阿多は番能邇々芸能命の后神阿多津毘売(木花之佐久夜毘賣)の名に見える。その伝承地の一。

 是に天津日高日子番能迩迩藝能(あまつひこひこほのににぎの)命、笠沙(かささ)の御前(みさき)に、麗(うるは)しき美人(をとめ)に遇(あ)ひたまひき。爾に「誰(た)が女(むすめ)ぞ。」と問ひたまへば、答へ白ししく、「大山津見(おほやまつみの)神の女、名は神阿多都比賣(かむあたつひめ)〈此の神の名は音を以ゐよ〉、亦の名は木花之佐久夜毘賣(このはなのさくやびめ)〈此の五字は音を以ゐよ〉と謂ふ」とまをしき。             (記神代・天孫降臨条)

上は加世田市方向。下はその右手野間岫方向

野間岬から阿多方向を望む