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山部宿祢赤人作歌二首[并短歌] 八隅知し わご大王の 高知らす 芳野の宮は たたなづく 青垣隠り 河なみの 清き河内ぞ 春部は 花咲きををり 秋去れば 霧立ち渡る 其の山の いや益々に この河の 絶ゆる事なく ももしきの 大宮人は 常に通はむ (6−923) 反歌二首 み吉野の 象山の際の 木末には ここだも騒く 鳥の聲かも (6−924) ぬば玉の 夜の深けゆけば 久木生ふる 清き河原に 千鳥しば鳴く (6−925) |
万葉の久木になぞれらえられる木の一つ。
いずれも同志社女子大学京田辺校地で