紫陽花(あじさい)

  同月(天平勝宝七歳〈七五五〉五月)
  十一日左大臣橘卿右大弁丹比国人の
  真人の宅に宴する歌三首〈3〉

あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを 坐ませ吾が背子 見つつ偲はむ
(紫陽花が八重に咲くように八つの御代に亘ってお元気でいてください貴方〈右大弁丹比国人さん〉、花を見ながら貴方のことをお偲びいたしましょう)
                (巻二十ー四四四八)
  右一首は左大臣の味狭藍に寄する詠なり
  (右の一首は左大臣橘諸兄が紫陽花に言寄  せて詠んだ歌である。)

 〈★「八」はこうした文脈では一般に具体的な数字ではなく、多いことを表す表現に用いられる。〉

ガクアジサイは故郷の我が家の屋敷内で

三葉は同志社女子大学京田辺校地で

箕面の勝尾寺の庭で